新型コロナウイルスでマスクが品薄状態でどこも売り切れ・・買うのも朝並んだり、抽選だったりということがすっかり定着してしまいました。
まだまだマスクの品薄状態は続くようで、しばらくは普通に買える状態にはならないでしょう。
お隣の国の台湾でも1月後半頃から新型コロナウイルスの影響でマスク供給不足で品薄状態が続いていました。
しかし、台湾が誇る天才大臣が素晴らしい対応をしているということがありました。
支持率は、急上昇してまさに神対応!
ということで、どんな対策をしたのか日本は同じようにできない?
これについてまとめていきたいと思います。
目次
天才大臣 唐 鳳 (とう ほう、タン・フォン、オードリー・タン、英語: Audrey Tang)はどんな人?
台湾のオードリー・タン政務委員
台湾国内の薬局のマスク在庫データをネットで公開→有志がマップで在庫状況がわかるアプリを開発→保険証のシステムを活用しマスク購入を実名制に→購入数がわかり買い占め防止に→マスクを病院等に優先配布
情報の有効な使い方を知ってる人https://t.co/3T55HeWKSv pic.twitter.com/tEZeDMCQpp
— ShounanTK (@shounantk) February 29, 2020
小学生の頃からプログラミングを独学で勉強し、15歳でIT企業を起業することになる。
台湾が誇る天才フリーソフトウェアプログラマで立ち上げた企業を33歳で現場から引退した後には、米アップル社の顧問も務めた。
34歳になるころには行政院政務委員に任命されて、2016年10月には台湾での閣僚としては史上最年少でIT担当大臣に就任している。
また自らのことを「トランスジェンダー」ということも明かしている。
この経歴をみると・・小学生のころからバリバリのエリート街道をまっしぐらに進んで進んで進みまくっている。
そして15歳で既に企業して、アップルの顧問にも!
史上最年少の閣僚といい、本当「天才」という言葉はこのためにあるのかもしれません。
天才大臣 唐 鳳 (とう ほう、タン・フォン、オードリー・タン、英語: Audrey Tang)が実施した新型コロナウイルス(感染症)対策は?
新型コロナ“神対応”連発で支持率爆上げ、台湾の蔡英文総統の「スピード感ある的確な決断力」。天才大臣オードリー・タン氏は入閣した際「公僕の中の公僕になる」と宣言。台湾に学ぼう。
IQ180の38歳天才大臣の対策に世界が注目 (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット) https://t.co/nDi3QuGKTa
— NB 991 EE (@NB_991_EE) February 29, 2020
オードリー・タンが行った新型コロナウイルスに対する感染症対策が神と言われています。
その神がかった対応がどのようなものだったのかを紹介します。
マスク品薄状態、マスクの転売について行った対策
■新型コロナウイルス国内感染者(2/28時点)
台湾 31人 中国市民入国拒否 マスク転売禁止令
日本 230人 中国からの入国規制なし■IT担当相
台湾 38歳 IQ180天才プログラマー
日本 78歳 「スマホでSNS投稿できる」 はんこ議連会長大丈夫か日本。
— ふくい100% (@nonaka_goldship) February 29, 2020
台湾でも新型コロナウイルスの影響で日本と同じように1月の後半頃になってくるとマスクの品薄や在庫が追い付かないといった問題が起こっておりました。
これを受けて、オードリー・タンは次のような対策を即実施しました。
・輸出や持ち出し、転売を禁止
経産省、マスクの転売や買いだめ自粛を呼び掛け!
マスク転売ヤーにお願い!???
転売ヤーが、呼びかけただけで自粛するとでも思ってるんですかね?
ずいぶん頭がお花畑なんですね😂具体的な策を出せないんでしょか?
台湾の様に!良かった!
自分の知り合いに転売ヤーがいなくて😅 pic.twitter.com/657vAS0vIp— のぼ@最高の人生 模索中👀 (@nobo2958) February 28, 2020
これら違反された場合は、即座に罰金となる厳しく規制しています。
日本ではまずできないことを即実施するのはすごいですね!
・2月6日には「マスクの購入が実名制」にする
これもかなり大胆な施策になりましたね。
ただ、このことによって不正に転売したり、入手する人が減り対策としてはかなりキッチリできているでしょう。
台湾のコロナ対策
1月15日には指定感染症に
武漢滞在歴を隠すと罰金110万円
中国市民の入国拒否
マスクの転売禁止、購入は実名制
マスクを病院、通院者に優先配布
韓国の渡航者は2週間外出禁止
⬇️
感染者を31人に抑え
政権支持率は68%に上昇日本も
こうであってほしかったhttps://t.co/iOyliObTHP— ShounanTK (@shounantk) February 26, 2020
そして、7日間で2枚しか買えないように規制。
衛生福利部(保健省)中央健康保険署と協力して、
台湾国内の薬局にあるマスクの在庫データをインターネット上に公開。
民間のITエンジニアがそのデータを地図上に落とし込み、
在庫状況がひと目でわかるアプリを開発して無償配布
ということを1か月も経てないうちに
とんでもないスピード感で施策実行をしてきたのである。
他に台湾が行っている新型コロナウイルスの対策(感染症対策)についても素晴らしい
マスクの品薄、売り切れ、マスク転売対策だけでなく、そのほかの感染症対策(コロナウイルス対策)も実施している。
これについても日本で問題になっていることを先取り対策してきているんだなと思います。
・緊急時に発信されるデマ情報の拡散を防ぐ対策
デマ情報などが一気に拡散されないように、LINE等のSNSや通信アプリを通じて、間違った情報を信じないようにメールや発信をして常に注意するように呼びかける。
(参考)日本では間違った情報が拡散されてマスク以外の商品も品薄や売切れ状態に
➡マスクの売り切れや品切れ、品薄はいつまで続く?買えるお店やマスクの在庫・入荷情報も紹介
・マスクの優先配布を実施
新型コロナウイルスに感染しやすいタクシー運転手やバス運転手にマスクが優先的に届くように求める情報を発信する。
そうすると、Facebookを通じて本当に必要な人にマスクがいきわたるよう譲っていこうと拡散され対応が進められた。
・新型コロナウイルスの国内(台湾)の発生状況のホームページがわかりやすい
台湾内での新型コロナウイルス発生状況のホームページは地図やグラフといったものを効果的に視覚的にわかりやすく作成されており、わかりやすく表現されている。
台湾に寄港した「ダイヤモンド・プリンス」からの乗客については、下船してから訪れた場所をすべて記載して公開もしている。
日本は文字だけで具体的・直感的にはすこし不便かなと思いました。
もう少し、視覚的にわかりやすくされた方がより注意喚起にもなるかと感じます。
台湾が誇る天才IT担当大臣のオードリー・タンが実施した新型コロナウイルス感染症対策のネットの反応とまとめ
【台湾 / 新型コロナ対策】
・医療関係者への補償
・企業や個人への経済的補助や補償
・自宅隔離や外出禁止を守らなかった人への罰金
・虚偽の感染情報の流布に懲役この特別法にに迅速に署名。
素晴らしい台湾、新型肺炎対策で特別法 蔡総統、迅速に署名…補償や罰則強化 https://t.co/UoGTfP4FCv
— Plum / プラム (@plumyogamat) February 25, 2020
春節始まる前から対策出来てればな…記事の中で紹介されてるIQ180のオードリー・タン氏も台湾にいたからこそ手腕発揮できたのだと思う。日本で台湾と同じことしようとしたとしても叶わなかっただろうね。
台湾と日本の決定的な違いは人を大事にするか金を大事にするかってことに尽きる。— 茂くん (@pD0h8xnGfL42Mjm) February 29, 2020
台湾の天才IT大臣オードリータンの言葉。
「テクノロジーをヒトという共同体の公益にするためにレベルアップしたらどうなるか?」って思考をしていて。もう泣いてる。私もそういう仕事がしたい!
こんな人が生きている時代に生まれて良かった。
いつか絶対お目にかかりたい!!— 考えるひと💭 (@thinkersan) February 29, 2020
日本でもすぐに同じように施策対応するというのは難しいのかもしれませんが、少しでもいい方向に向かうように取り入れるべきところは取り入れていってほしいものですね。
こういったITのテクノロジーを存分に使用している危機管理については、日本だけでなくアメリカ、ヨーロッパでも注目されており、世界中でしっかりと協力して対応進めて早期解決を目指せる世の中になることを期待しています!